転居に伴う車での移動。圧倒的な寄り道をしたときの記録である。
緊急事態宣言前のことで、人ゴミを避けての行動はとったはずなので悪しからず。
もうラーメンは厳しい。腹壊す率がえげつない
昔はラーメンが大好きで、食べ歩きをよくやっていた。
名店に並んで入るのもいいが、ふと目に留まった店に冒険するのも楽しい。
今回は尾道ラーメン。本場に行って食べてきた。
結論、濃厚こってりが好きな私の好みではなかった。
私基準であっさりとしていて食べやすく美味しいが、そこまではという感じ。
あっさりしているにも関わらず、脂、いや油のせいかその夜に腹を壊す。
一瞬脳裏に思い浮かぶはその数日前に、外食での海鮮丼で凄まじく腹を下したこと。
一晩寝れなかった地獄がリフレインする。
何だったんだあれは。腸炎ビブリオか?
尾道ラーメンでは幸いにもそこまで激しく腹をやられなかった。
けど、ラーメンを食べるのはもう厳しくなりつつあることを痛感する。
これも年によるものか。
あんなに好きだったラーメンが駄目になるとは。
食べているときは美味しくていいんだけど、その後のことを考えると食べる気力が失せる。
油っぽいものはもう、好きだけど消化できん。
侘び寂びとかどうでも良くなっていた天龍寺・渡月橋
ちょい昔は割と旅行が好きで、厳島神社や倉敷美観地区などが特に気に入っていた。
そこで、中学か高校以来に京都の観光名所を見たら当時とは違った感想になるだろうかと思い、行ってみた。
嵐山をぶらつき、ふと天龍寺が目に留まる。
庭がすげぇらしい。
500円を払い、有名らしい上記の写真の庭を見る。
まず思ったのが錦鯉の引きは強いのかと。
侘び寂び的、日本人的感性の美しさとかよりも私は魚が気になった。
おかしい。倉敷をぶらついたときのような感性、観光名所を見る喜びがこれっぽっちも湧いてこない。
これに500円払うなら、磯で撒き餌をして魚見た方が全然楽しいっっ!
そんな馬鹿なっっと思い、超有名観光名所の渡月橋に足を運ぶ。
歴史やらに思いをはせるはずだったが、私はサラシ部分に魚が湧いているか気になった。
この風景には微塵も興味がわかず、足元にいるかもしれない魚を探す。
灯台下暗しを念頭に置いている私は、目を奪われるはずの橋、風景でなく、魚を見つけたい。
これが、かつて倉敷、門司港などのレトロなものを好んだ男なのか!
観光、名所に微塵も興味がなくなっていることに気づく。
思えば数年前は一生働く心構えだったが、豹変した
ここ数年での嗜好の変化に戸惑わないけど戸惑う私。
しかし、よくよく考えれば数年前はセミリタイアなんてまるで考えていなかった。
電気管理技術者になり、フリーランスでずっと働くつもりだった。
なのに今は如何にして働かないかを日々考える有り様だ。
そんな私の変化は趣味嗜好にも影響を与えていたのか!
私の心を占めるのは、非日常な名所めぐりではなく、近場で釣った魚を食うことにある。
それがわかったのが今回の旅の収穫。
もう、名所を巡る旅に出ることはないだろう。